青少年の科学振興

令和4年12月吉日
西サイエンス・フェスタ 青少年の科学振興
「関西サイエンス・フォーラム理科奨励賞」
「青少年のための科学の祭典大阪大会」は平成4年に第1回を試みて以来、
本年度は第29回大会を迎えます。子どもたち・若者の「理科離れ」を克
服し理科好きの子どもたち、若者、両親を育てることを願って、毎年開
催してきました。大阪大会は若者が前面に出て活躍する企画に長年取り
組んできました。今ではこれが大阪大会の大きな特徴になっています。
若者の活躍を全面に出す「科学の祭典」には、まさに「青少年のための」
という言葉がよく当てはまると考えています。
大阪市立科学館を結んで行う「自然科学の基礎を訪ねる」は、大学生、
中高生が主体になって研究,研鑽を行い、その成果を大阪市立科学館
の展示解説を行うという形で発表しています。
西暦2005年の「世界物理年」を目指して平成16年から計画し、実施し
たもので、その後ずっと発展しています。
 また、成果の高い出展に与えられる「西サイエンス・フォーラム
理科奨励賞」でも、若者の活躍を高く評価し、優れたものを選び、表
彰は2日目の午後に会場を巡って行います。
表彰されたグループを中心にして11月にサイエンスフェスタ交流会
を開き、優れた展示の内容をより詳しく聞ける機会を設けています。
大阪大会で活躍する若者の成長は素晴らしいものです。そして、来場
の若者、生徒、学生にこの機会に実験や展示に参加するよう促してい
ます。自然科学の世界が自分のものとして感じられるようになるのは
大きな喜びと思うからです。
これこそ大阪大会の主催者、共催者、協賛者、さらに長年努力してき
た教員たちが願うことです。

実施体制と組織

主催 (共催)後援協賛
「青少年のための科学の祭典」大阪大会実行委員会
公益財団法人日本科学技術振興財団
日本物理教育学会近畿支部
(社)日本物理学会大阪支部
大阪市教育委員会 大阪市立科学館
西サイエンス・フォーラム 
読売新聞大阪本社
(公財)大阪科学振興協














文部科学省、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、兵庫県
教育委員会、京都府教育委員会、神戸市教育委員会、奈良県
教育委員会、京都市教育委員会、和歌山県教育委員会、滋賀
県教育委員会、大阪府高等学校理化教育研究会、(一社)関西
経済同友会、大阪府高等学校生物教育研究会、大阪府高等
学校地学教育研究会、大阪府中学校理科教育研究会、大阪
市立高等学校教育研究会理科部、大阪府小学校理科教育研
究会、大阪市立中学校教育研究会理科部、滋賀県高等学校
理科教育研究会、大阪市立小学校教育研究会理科部、兵庫
県高等学校教育研究会科学部会、京都理化学協会、和歌山
県高等学校理科研究会、奈良県高等学校理化学会、触媒学
会西日本支部、全国科学館連携協議会、全国科学博物館協
議会、NHK、日本物理教育学会、(一社)日本生物教育学会、
日本地学教育学会、日本基礎化学教育学会、(一社)日本科
学教育学会、(一社)日本理科教育学会、(一社)日本地質学
会、(一社)日本生物物理学会、(一社)日本物理学会、(公社)
応用物理学会、(公社)日本化学会、(一社)日本機械学会、
(公社)日本アイソトープ協会、(公社)日本理科教育振興協会、
(一財)日本私学教育研究所、(公社)日本植物学会、(公社)
日本動物学会、(公社)日本天文学会、(公社)日本工学会、
(一社)電気学会、日本エネルギー環境教育学会、(一社)
日本鉱物科学会、関西テレビ、毎日放送、読売テレビ
アートコーポレーション、アサヒビール、大林組、
がんこフードサービス、サントリーホールディングス、
ダイキン工業、竹中工務店、西日本電信電話、
パナソニック

協賛等(昨年度)
特別協力:ハービスHALL、産業技術総合研究所
関西センター
特別協賛:大阪芸術大学、阪大微生物研究会、
三菱電機、岩谷産業、












令和元年度サイエンス・フェスタの様子

中高校生を対象に、理科への関心を深め、科学の知識を啓発することを
目的に開催する。また、日本物理教育学会近畿支部などと共催する。




2011年3月11日に発生した東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故は、
日本人にとって決して忘れることのない出来事でした。
この事故を契機に科学・技術と社会の関わりが重要視される中、この科学の祭典では、
「科学・技術と私たちのくらし」をキーワードに、様々な取り組みが企画されています。
また本大会では、大阪大学理学研究科の寺田健太郎教授による「月の話(仮題)」の
講演があります。さらに、この数年は定期的に韓国からの出展がなされています。
このように、本教室は日韓の青少年の国際交流の場としても大きな役割を担うように
なってきています。







身近な不思議生物クマムシ、顕微鏡でクマムシを見る。
サイエンスフェスタ「不思議と遊ぼう!青少年のための科学の祭典2019」

 第28回青少年のための科学の祭典大阪大会 ハービスホールで開催 
22,000名が参加 親子で理科を楽しんだ。
 8月17、18の両日、「不思議と遊ぼう!青少年のための科学の祭典2019」が
大阪市梅田のハービスホールで、開かれ、22,000人が参加した。
ことしは、「科学・技術と私たちのくらし」をテーマに、防災・安全・環境・
エネルギーの副題をつけて、身近な科学を取り上げた。
 西サイエンス・フォーラムの理科奨励賞は、四天王寺中・高等学校化
学部(「蛍光ペンをカガクする」)など5校に贈られた。
これは日本物理教育学会、本フォーラムなどが組織する「青少年のための
科学の祭典」大阪大会実行委員会(委員長中田博保大阪教育大学名誉教授)
が科学分野の人材育成を目指して毎年夏休みに開いているもので今回28回目。
開会式で挨拶に立ったフォーラムの萩尾千里専務理事は「科学技術が日本の
未来を切り開く。大いに期待する」とエールを送った。

楽しい電子工作
サイエンス・フェスタ 実績
第30回 青少年のための科学の祭典 大阪大会2020
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、中止となりました。       
第29回 青少年のための科学の祭典 大阪大会2019
日時:8月17日(土)・8月18日(日)
場所:ハービスホール(大阪市北区梅田2−5−25)
第28回 青少年のための科学の祭典 大阪大会2018
日時:8月18日(土)・8月19日(日)
場所:ハービスホール(大阪市北区梅田2−5−25)
第27回 青少年のための科学の祭典 大阪大会2018
日時:8月19日(土)・8月20日(日)
場所:ハービスホール(大阪市北区梅田2−5−25)


高校生(高校教諭)のためのサイエンス講演会(出前講演会)
将来の理系人材の育成を目的に、理系進学高校へ講師を派遣して専門領域の講演を行う出前講演会を開催する。
要請のある高校を対象に年2、3回実施の予定。
出前講演会 実績 2015年より
第145回 2015年12月14日(月)
兵庫県立小野高等学校 科学総合コース 1,2年生   80名
講 師:京都大学工学部・大学院 情報学研究科 教授  河原 達也 氏
テーマ:「情報の理論」
第147回 2016年12月14日(木)
兵庫県立小野高等学校 科学総合コース 1、2年生  180名
講 師: (株)森林経済工学研究所 代表 今井 克彦 氏
テーマ: 森林を生かす 「間伐材等中低品質木材による新木構造
(巨大ドームから大型ビニール温室まで)」
第149回 2017年12月19日(火)
兵庫県立小野高等学校 理系2年生93名、科学総合コース2年生35名、1年生40名 計168名
講 師:京都大学理学研究科教授 附属天文台長 柴田 一成 氏
テーマ:「太陽の脅威とスーパーフレア」
第151回 2018年12月14日(金)
兵庫県立小野高等学校 理系2年生103名、科学総合コース2年生39名、1年生40名 計182名
講 師:京都大学防災研究所 地震予知研究センター 准教授 片尾 浩 氏
テーマ:「忘れずに備えるための地震学」
第153回 2019年12月19日(木)
兵庫県立小野高等学校 理系2年生104名、科学総合コース2年生40名、1年生40名 計184名
講 師:田辺三菱製薬株式会社 元会長、社長 土屋 裕弘 氏
テーマ:「少子高齢化社会と医薬品産業 〜夢のある新薬、夢のある企業〜」
第144回 2015年7月29日(水) 〈 現地見学 〉
大阪府立高津高等学校 スーパーサイエンスコース 1,2年生 30名 
(株)モリタ三田工場見学会
講 師:(株)モリタホールディングス 技術研究所  山野 光一 氏
テーマ:「モリタの消火技術」
第146回 2016年7月29日(金)〈 現地見学 〉
大阪府立高津高等学校 スーパーサイエンスコース 1,2年生 20名 
田辺三菱製薬(株)加島事業所
講 師:田辺三菱製薬(株)加島事業所 CMC研究所
第148回 2017年7月31日(月)〈 現地見学 〉
大阪府立高津高等学校 スーパーサイエンスコース 1年生 28名 
ダイキン工業(株)テクノロジーイノベーションセンター
講 師:ダイキン工業(株)テクノロジーイノベーションセンター副センター長 河原 克己 氏
テーマ:「ダイキン工業における協創イノベーションの取組み」
第150回 2018年7月26日(木) 〈 現地見学 〉
大阪府立高津高等学校 スーパーサイエンスコース 1,2年生 50名 
コクヨ(株)梅田オフィス・ショールーム   
講 師:コクヨ(株) 久松 優 氏
テーマ:「「働く」のこれから」
第152回 2019年7月26日(金)〈 現地見学 〉
大阪府立高津高等学校 スーパーサイエンスコース 1,2年生 70名 
朝日新聞大阪本社見学
講 師:大阪本社代表室 三木 栄 氏
テーマ:「絶滅危惧種ウナギの話:科学と食文化を考える」
第154回 2020年8月6日(木)〈 現地見学 〉
大阪府立高津高等学校 スーパーサイエンスコース 1,2年生 
講師:サラヤ株式会社 社長 更家 悠介 氏
テーマ:「地球の未来を創る企業とSDGs‐サラヤの事例‐